© 愚者の日々:占い師中川昌彦 All rights reserved.

毛皮のマリー
パルコ劇場で、美輪さん主演の毛皮のマリーを観てきました。
久しぶりの渋谷。センター街にあるこのビルの二階だったか、三階だったかに占い館があって月二回ぐらいはシフトで回されて、横浜から渋谷に来ていた。もう6,7年前かな。狭くて急な階段、一坪ぐらいの部屋。
一階はコンドーム屋さんで上の階がヒップホップ系の服屋さんだった。ヤバいビルでした(笑)。
占い館に所属してるってことは、占い館のピンハネ率がとんでもないけど、占い会社の看板があるから自分の力が無くてもある程度はお客さんが来る、生活はそこそこ安定する。だが腕は伸びない、そこどまり。
占い館に所属するのを辞め、自分の鑑定室を持つかどうかって岐路の時期だった。
もちろん、怖かった。
色んな人に後押しをしてもらいながら飛び立った。
勇気が必要だったし、なにより自分の力を伸ばしたかった。
今月のテーマが【悪魔】、そして今日の鍵が【カップエース】。始まりの5月1日に美輪さんの舞台はぴったりですね。
【悪魔】は、もちろん悪徳や物質的な欲望の過大さをキーワードにして読むんだが、セクシュアリティや幻をリーディングに埋め込むことも必要です。
幻と言えば【月】も思い浮かべるでしょうが、【悪魔】と【月】は微妙に幻の中身が違います。
【月】は、幻覚、幽霊の正体見たり枯尾花、C20H25N3Oであって
【悪魔】は、夢幻、酔生夢死、C17H19NO3なんだ。
セクシュアリティと言えば【女帝】もあるが
【女帝】は、ノーマル、マジョリティ。身体が溶けていく快楽。
【悪魔】は、アブノーマル、マイノリティ。脳が溶けていく快楽。
ほんの時たま、この違いを知っておいた方が良い依頼が来ます。
帰りの電車の中で「美輪さんが亡くなったらこの戯曲をやることもないだろうなぁ」と言ったら、「IKKOさんならできるんじゃない」と妻が返してきた。
そうだね!彼女なら出来ると思う。
今月は、セクシュアリティと幻を想いながら日々を過ごします。大好きな事をメインに想いながら日々を過ごすって、もしかしたら僕って幸せなのかもしれない。
Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /export/sd208/www/jp/r/e/gmoserver/4/9/sd0391649/blog.uranai-japan.jp/wp-includes/class-wp-comment-query.php on line 399
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。