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7/28(木) 死を迎えるにあたり
休みです。
今週の鍵は【死】、今日は【カップクィーン】
カップが多いのはなんとなく予想はしていた。
今日は、心を大切にする、しかし心のままには動かない。
相模原の事件では妻と結構話をしている。妻は「老老介護での殺人はなんとなく同情するけど、これは気持ち悪い」と言っています。
なんでだろう。俺も同じ感覚がする、この男は気持ち悪い。そして、悲しい。
障碍者を殺したのは同じ。だが、まったく違う。
重複障碍者という人たちがいるということすら知らなかった。無知が恥ずかしい。
人権という概念ができるまで、こういう人たちってどのような扱いを受けていたのだろう。
人間は区別が好きなんだから、障碍者と健常者って分け方じゃなく、善人と悪人って分け方が良いと言ったら「それもまた難しいんじゃない」と妻が笑った。
措置入院の話にもなった。「26条?36条だっけ?」と聞いてくる。
「いや知らない、なんでそんなこと知ってんの」と訊ねると、結婚後26年、初めて聞いた衝撃の答えが返ってきて「うむ・・・・・・」と頭を抱え込む俺を見て妻は大笑い。
【死】、変化していかねばならない。
再び書きますが、単に肉体の死を意味しているカードではありません。だけど、肉体の死は日常の一部です。
骸骨の仮面から「白骨の御文章」を思い浮かべるかとも思います。
それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、おおよそ儚きものは、この世の始中終、まぼろしのごとくなる一期なり。
されば、いまだ萬歳の人身をうけたりという事を聞かず。一生すぎやすし。今に至りて誰か百年の形体を保つべきや。我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず、遅れ先立つ人は、元のしずく、末の露より繁しと言えり。
されば、朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり。すでに無常の風きたりぬれば、即ち二つの眼たちまちに閉じ、一つの息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて、桃李の装いを失いぬるときは、六親眷属あつまりて嘆き悲しめども、さらにその甲斐あるべからず。
さてしもあるべき事ならねばとて、野外に送りて夜半の煙となし果てぬれば、ただ白骨のみぞ残れり。あわれといふも、なかなか疎かなり。されば、人間の儚き事は、老少不定のさかいなれば、誰の人も早く後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深く頼み参らせて、念仏申すべきものなり。 あなかしこ、あなかしこ。
白骨の御文章この世は有為転変だと分かってはいるつもりなのに、心地よい状態は、変化することなく長く続いて欲しいと思ってしまいます。不快な状態は、いつまでもいつまでも永遠に続くように感じてしまいます。
このように思い感じることが苦悩を生み出す原因の一つです。みんな、それは知っている、そこから抜け出す方法を知らないタロット・メモ【死】 中川昌彦
物心がついたころから、死んだら楽になる、終わりになると思っていました。
今は違います。死んでも終わりにならない、楽になるかは分からない。
極楽がある、天国がある、地獄があるとか、霊魂の不滅、生まれ変わり、魂の輪廻転生とか単純な考えに変わったわけじゃない。俺が死んだら身体も霊魂や心も精神も消滅する。だが何かが残り終わりにはならない。
自死は否定はしないが、止めといたほうが良いとは思う。
「自死をしたら魂が永遠に地獄で責め苦を受けるから止めなさい」なんて言うお花畑スピスピは馬鹿にしてる。
「親が悲しむから止めなさい」なんて耄碌ジジイみたいなことも言わない。
そうだ!耄碌ジジイで思い出した。耄碌はしてないと思うが、ジジイの思いがある。
恋人や夫の携帯をみて、彼や夫の浮気を発見してしまう女性がいます。証拠を発見したら怒り悲しむ、発見できなくても自己嫌悪に陥る。
男が逆切れなんかしたら、なおさら携帯を見た自分が悪かったんじゃないかと自分を責める女性が多い。これは間違いだ。
夫とはいえ他人、他人の携帯を見るのは法律違反かもしれない。だが法律を超えたものがある。
だれが好き好んで彼氏や夫の携帯を見る?
見てはいけないのだと知っている、見たくないと感じているが、止むにやまれぬ状態になり苦しみ悩みながら見てしまう。
男が女の携帯を見る場合もあるでしょう。それを踏まえたうえで言う。
携帯を見る、見られた場合、見られた側が100%悪い。
これはジジイの考えですから、異議反論、蔑視は無視します。
歳を取るってことの最大の利点は「若いね、もう少ししたら分かるよ」と言える点だと嬉しくて仕方ない!
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